2013年10月31日木曜日

■B型肝炎ワクチン『ビームゲン』接種にて、抗体ができる確率は!?

B型肝炎ワクチン『ビームゲン』を接種することによって抗体ができる一般的な確率です。
▼1回目接種:10%
▼2回目接種:50%
▼3回目接種:96.3%


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2013年10月30日水曜日

■トラムセット処方案

・トラムセット4T4×(投与間隔を4時間以上あけること)
※症状に応じて適宜増減するが、1回2錠,1日8錠を超えて投与しないこと。
副作用:悪心(41.4%)・嘔吐(26.2%)・傾眠(25.9%)・便秘(21.2%)・眩暈(18.9%)
吐気・嘔吐・眠気の副作用は、3~7日間で耐性ができてきます。
空腹時の投与を避けることが望ましい⇒気になるようなら胃薬の併用を。
吐気対策としては、ナウゼリンを併用する。
便秘対策としては、センナル・マグミットを併用する。
処方例)
・トラムセット     4T 4×
・ナウゼリン(10)  4T 4×食前・就寝前 7日分
※7日間程度で耐性を生じるため、薬を増量しない限りは7日処方でよい。
・センノサイド(12) 1~4T 1× 適時
・マグミット(330)  3~9T 3×  適時


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■リリカカプセル処方案

①腎機能が正常か確認(腎機能正常[クレアチニンクリアランス>60])
⇒腎機能が正常でなければ、適正量を計算します。
②リリカ(75)2C2×MA 7日分or14日分
副作用:傾眠(24.5%)・眩暈(22.5%)・浮腫(17.2%)
傾眠・眩暈の副作用は、3日間ぐらいで耐性ができてきます。

③再診時(1週間以上経過後)
・傾眠・眩暈などの副作用症状が気にならなかったら
リリカ(75)4C2×MA
・傾眠・眩暈などの副作用症状が気になるなら
リリカ(75)3C2×(朝1-夕2)
※年齢、症状により適宜増減するが、1日最高600mgを超えないこと。


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2013年10月28日月曜日

■タリビット点耳薬

・外耳炎、中耳炎に対し、菌を殺す抗生物質です。
・目薬と間違えないでください。点耳薬です。
・通常、成人は1回6~10滴を1日2回点耳します。
・点耳後は約10分間の耳浴(悪い耳を上にして、横向けに寝て、そのままの姿勢を保つ)を行いますが、症状により適宜回数が増減されます。
・使用する際の薬液の温度が低いと、めまいを起こすおそれがあるので、手で暖めるなどして使用時にはできるだけ体温に近い状態で使用してください。


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2013年10月23日水曜日

■創傷被覆材の種類

・オプサイト、デガダーム、パーミロール、サージット
Ⅰ度の褥瘡、骨突出部の摩擦・ずれ防止

・デュオアクティブET、アブソキュアサジカル
Ⅱ度の褥瘡、浅い創で浸出液が少ない

・デュオアクティブCGF、アブソキュアウンド 、ハイドロサイトADジェントル
Ⅱ度の褥瘡、真皮の創で浸出液が多い

・カルトスタット
皮下に至る創、肉芽増殖期、止血作用を促進

・ソーブサン
皮下に至る創、肉芽増殖期、止血効果を有する
 
・アクアセル
皮下組織に至る創、黄色壊死期後半~肉芽増殖期、表皮形成期
 
・アクアセルAg
皮下組織に至る創、黄色壊死期後半~肉芽増殖期、表皮形成期、抗菌効果あり 

・グラニュゲル
皮下に至る創、壊死組織に有効

【ハイドロサイト】
・薄型ハイドロサイト
※浸出液少ない時
 
・ハイドロサイトプラス
※浸出液多い時
 
・ハイドロサイトADジェントル
※表皮剥離しやすい時 


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■デュオアクティブETとデュオアクティブCGFの違いは?

【デュオアクティブETとデュオアクティブCGFの違いは?】
創傷被覆材の厚さが違います。
ETは薄いため、浸出液が多い部位に使用するとすぐに溶けてしまいます。
浅い創で浸出液が少ない場合や観察が必要な創には、ETは使用しやすいです。
CGFに比べETは値段も安いです。使用する前によく創をアセスメントしてください。



≪関連記事≫
■ランサップ400とランサップ800の使い分けは!?
■アルロイドGを服用した後、水などをすぐに飲んでもいいのか!?
■PPI(プロトンポンプ阻害薬)vsH2ブロッカー(H2受容体拮抗薬) 比較
■胃薬っていっぱいあるけど、何が違うの!?
■胃全摘患者にビスフォスホネート製剤って投与可能なの!?

2013年10月22日火曜日

■ハイドロサイトの種類

【ハイドロサイトの種類】
■ハイドロサイト プラス
新形状で機能性をさらに高めた非粘着タイプ

■ハイドロサイト AD プラス
創部への被覆が容易な粘着タイプ 

■ハイドロサイト AD ジェントル
創部接触面に刺激の少ないシリコーンゲルを使用 

■ハイドロサイト 薄型
密着性・追従性に優れた、浅い創傷向け自着性ドレッシング

■ハイドロサイト キャビティ
高い吸収力を備えた空洞創向けドレッシング


≪ハイドロサイトプラス≫
((トップフィルム))
・水蒸気透過性の高いIV3000ドレッシング
吸収した余分な滲出液を水蒸気として排出
・外部からのバクテリアや水分の侵入の防止
・吸収した滲出液の漏出の防止
((辺縁部をシール化))
フィルムで側面まで包み込むことで、吸収した滲出液の横漏れ防止性能がさらに高まりました。
((吸収層:親水性ポリウレタンフォーム))
・高親水性のポリマー含有
創部の滲出液をスピーディーに吸収し、皮膚への浸軟を防ぎます。
・過剰な滲出液の吸収と保持
・ゲル化しないためドレッシングの溶解物を残さない
・クッション性により創部への衝撃を緩和
((創部接触面:非固着性ポリウレタン))
・剥がし易く皮膚を傷つけにくい非固着性

≪ハイドロサイト AD プラス≫
 ((トップフィルム))
・水蒸気透過性の高いIV3000ドレッシング
吸収した余分な滲出液を水蒸気として排出
・外部からのバクテリアや水分の侵入の防止
・吸収した滲出液の漏出の防止
・屈曲面でも剥がれにくい伸縮性
((吸収層:親水性ポリウレタンフォーム))
・高親水性のポリマー含有
創部の滲出液をスピーディーに吸収し、皮膚への浸軟を防ぎます。
・過剰な滲出液の吸収と保持
・ゲル化しないためドレッシングの溶解物を残さない
・クッション性により創部への衝撃を緩和
((創部接触面:非固着性ポリウレタン))
・水分により粘着力が低下する粘着剤
・創部接触面全面に粘着剤を塗布

≪ハイドロサイト AD ジェントル≫
((トップフィルム))
・水蒸気透過性の高いIV3000ドレッシング
吸収した余分な滲出液を水蒸気として排出
・外部からのバクテリアや水分の侵入の防止
また表面に“Gentle”と記載され、製品の判別・視認性が向上
((吸収層:親水性ポリウレタンフォーム))
・高親水性のポリマー含有
創部の滲出液をスピーディーに吸収し、皮膚への
浸軟を防ぎます。
((創部接触面:非固着性ポリウレタン))
・肌にやさしいシリコーンゲル
伸張性にすぐれたシリコーンゲルは、肌に優しく
スキントラブルを軽減します。


【ハイドロサイト製剤使用の考え方】
・薄型ハイドロサイト
※浸出液少ない時

・ハイドロサイトプラス
※浸出液多い時

・ハイドロサイトADジェントル
※表皮剥離しやすい時


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2013年10月19日土曜日

■褥瘡は、なぜにおうのか?

【褥瘡は、なぜにおうのか?】
■たんぱく質というのは、アミノ酸が結合したものです。
■アミノ酸は、アミノ基:NH2とカルボキシル基(COOH)を持っています。
■アミノ基:NH2⇒アンモニア:NH3に変わる⇒においます。
■カルボキシル基:COOHを持つ酸⇒酢酸:CH3COOHなど⇒においます。
■たんぱく質が分解すると嫌なにおいがでてきます。
臭いも決して悪いものでは、ありません。
■皮膚のたんぱく質は、においやすい構造をしています。
・角質・毛は、システイン(硫黄含有)を多量に含む
・硫黄の化合物はにおいます(例)硫化硫黄)
⇒皮膚が融解するとにおいがきつくなります。

■皮膚融解は、感染でも浸潤治療でも起こります。
・『感染している創はにおう』は、おおむね正しいです。
・『におう創は感染している』とは限りません。

■浸潤治療が感染しやすいということはありません。


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2013年10月18日金曜日

■褥瘡の浸出液とは!?

褥瘡の浸出液とは、
■創傷発生⇒炎症発生⇒血管透過性亢進⇒漏出体液の増加⇒創傷面へ=浸出液
■通常は、創傷の回復につれて減少していきます。

浸出液は、そんなに悪いものでもないんです。
■浸潤治療をすれば浸出液は、必ず出てくる。
■管理が良い場合、創傷治癒を促進する因子が多く含まれる⇒良い浸出液
■管理が悪い場合、創傷治癒を阻害する因子が多く含まれる⇒良くない浸出液
■量・色調・粘稠度・臭いなどで総合的に評価する。
【なぜ、傷は治らないのか?】
・壊死組織または組織の損傷(血流障害を含む)があるから
・炎症または感染があるから
・皮膚の浸潤性の異常があるから
・上皮形成の遅延があるから

褥瘡の治療には、必ずこれをしなければいけないという絶対はありません。
一つの傷に対しても何通りもの考え方、治療法があります。


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2013年10月17日木曜日

■褥瘡の創傷治癒が促進されるのに、なぜ浸潤環境がいいのか!?

『創面を浸潤環境におくと創傷治癒が促進される(モイストウンドヒーリング)』
【褥瘡の創傷治癒が促進されるのに、なぜ浸潤環境がいいのか!?】
①浸出液内に創傷治癒因子(白血球、マクロファージ、細胞成長因子など)が含まれている。
②初期に生じる痂皮(カサブタ)の下が乾燥化にあると残存真皮や皮下組織に壊死が生じる
③浸潤環境であると痂皮(カサブタ)が生じにくく、自己融解も速やかに起こりやすい
④浸潤環境下で炎症期、増殖期での細胞の活動や遊走を容易にする(乾燥していると活動低下)
⑤周囲からの上皮細胞の遊走が乾燥している痂皮(カサブタ)の下を進む場合と浸潤環境で、下床組織の活性が高い場合では速度が違う

浸潤治療は、感染しやすいんじゃないんですか?

■浸潤治療を行っていくと、
・浸出液が増えた(ように感じる)
・臭いが強くなる

■創感染が起こると
・浸出液が増える
・臭いが強くなる

▽浸潤治療=感染しやすいのではありません。


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2013年10月16日水曜日

■口腔ケアをしましょう!!

歯垢1g当たり1億匹の菌がいます。
⇒それを誤嚥すると誤嚥性肺炎になります。

・口腔ケア不足の患者様で、熱発などした場合、抗生剤の投与をしなくても、補液+口腔ケアで良くなるケースがあります。

▽オキシドール希釈液⇒舌苔除去用

▽バウロ・グリセリン液⇒口腔乾燥用


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2013年10月15日火曜日

■経管栄養:むやみに絶食にしない!!

いろいろな考え方がありますが、一つの考え方として読んでいただければと思います。
【経管栄養:むやみに絶食にしない!!】
・絶食にするのなら少量ずつだけでも投与しておけばどうでしょう!?
・少量ずつなら誤嚥しにくいでしょ。
・絶食(NPO)から注入再開となれば、下痢したりしてなかなか目標投与量まで再開できないでしょうということです。

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2013年10月14日月曜日

■ハーフ食

  食欲のない患者様に全量摂取は無理だし、量の多さに食欲がますます失せてしまうのではないか、また特別食なので、塩分が制限され嗜好に合わないので、半分しか食べないのではないか、どうせ半分しか食べないのなら、塩分は普通にしていいのではないか等の意見からハーフ食が生まれました。
 ハーフ食とは、すべての食材を1/2としたものであるが,その食材の代わりに,不足する栄養素を濃厚流動食品やサプリメントで重点的に補い,これらの費用を患者負担とせず,病院食の一部として提供するシステム。


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2013年10月12日土曜日

■エンシュアリキッド1000mlの水分量は!?

Q)エンシュアリキッド1000mlの水分量は!?

A)850ml(実際は、852ml)
 追加として白湯約150ml程度を投与すればいいと考えることができます。

※経管栄養剤の水分量:全体量のだいたい80~85%程度しか水分は入っていません。
 

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2013年10月10日木曜日

■Refeeding Syndromeとは!?

【Refeeding Syndrome】
長期間栄養不良状態が続いている患者(神経性食思不振症など)に積極的な栄養補給を行うことにより、低リン血症を来し、発熱、痙攣、意識障害、心不全、呼吸不全などが現れる。栄養補給開始直後ないし4~5日後に発症する。血中リン濃度を測定することと、投与カロリーを減じ、直ちに静脈的なリン酸の補給が必要である。

▼Refeeding syndromeとは、慢性の半飢餓状態の代謝に適合している患者に、大量のブドウ糖を急激に投与するこで、主に体液量と電解質の以上に関連した、重篤な心肺機能および神経系の合併症〔心不全・末梢浮腫・けいれん・昏睡など〕を引き起こし、死に至る可能性が高い症候群
大量の炭水化物投与の急速な再開により→低リン血症・低カリウム血症・低マグネシウム血症→死に至ることがある。
①まずその飢餓状態のときにどのくらいのカロリーを摂取していたか調べる。
②摂取していたカロリー+100kcalぐらいから投与を開始する。
③3、4日後、100~200kcalぐらいずつ増やしていく。


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2013年10月8日火曜日

■2010年4月より、 栄養サポートチーム加算 (NST加算)が 新設されました。

■栄養サポートチーム加算
▽対象患者:7対1入院基本料または10対1入院基本料届出病棟に入院している栄養障害を有する患者
①栄養管理実施加算に係る栄養スクリーニングの結果、血中アルブミン値が3.0g/dl以下であって、栄養障害ありと判定された患者
②経口摂取または経腸栄養への移行を目的として、現に静脈栄養法を実施している患者
③経口摂取への移行を目的として、現に経腸栄養法を実施している患者
④栄養サポートチームが、栄養療法により改善が見込めると判断した患者

▽算定要件
①対象患者に対する栄養カンファレンスと回診(週1回程度)
②対象患者に関する栄養治療計画書の策定とそれに基づきチーム診療
③1日当たりの算定患者数は、1チームにつき概ね30人以内とする。

▽施設基準
専任の①~④により構成される栄養管理に係るチームが設置されている事。また、以下の1名は専従であること。
①栄養管理に係る所定の研修を修了した常勤医師
②栄養管理に係る所定の研修を修了した常勤看護師
③栄養管理に係る所定の研修を修了した常勤薬剤師
④栄養管理に係る所定の研修を修了した常勤管理栄養士
上記の他、歯科医師、歯科衛生士、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士が配置されている事が望ましい

算定MAXで頑張ると、1440万稼ぐことができます!!



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2013年10月7日月曜日

■輸液に何kcal含まれているかご存知ですか!?

・ソルラクト:500ml        ⇒0kcal
・ソルデム1:500ml        ⇒52kcal
・ソルデム3A:500ml            ⇒86kcal
・ソルデム3AG:500ml         ⇒150kcal
・生理食塩液:500ml            ⇒0kcal
・5%ブドウ糖:500ml            ⇒100kcal
・10%ブドウ糖:500ml          ⇒200kcal
・50%ブドウ糖:200ml          ⇒400kcal
・50%ブドウ糖:500ml          ⇒1000kcal
・ビーフリード:500ml            ⇒210kcal
・20%イントラリポス:100ml ⇒200kcal
・エルネオパ1号:1000ml    ⇒560kcal
・エルネオパ2号:1000ml    ⇒820kcal
・フルカリック3号:1103ml   ⇒1160kcal


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■高カロリー輸液の略称:IVH!?TPN!?

 高カロリー輸液は、日本語でも経静脈栄養法、中心静脈栄養法など、さまざまな呼び方があります。略語としてはIVHを用いているほうが多いと思いますが、これを用いているのはなんと世界中で日本だけなのです。世界共通に高カロリー輸液の呼称はTPNなのです。
 IVH〔Intravenous Hyperalimentation〕という用語は、中心静脈カテーテル、高カロリー輸液、鎖骨下穿刺をすること、などの意味で用いられているが、本来は高カロリー輸液、中心静脈栄養法だけを意味します。鎖骨下穿刺をする、カテーテルを挿入する、中心静脈カテーテルという意味は含まれていません。しかも、IVHという用語は高カロリー輸液という意味では、外国では使われていませんので、通用しません。
 

IVH≪Intravenous Hyperalimentation≫の原語は、
intra=内、うち
venous=静脈
hyper=過剰
alimentation=栄養
⇒静脈に過剰に栄養を投与する。という意味
・中心静脈栄養、完全静脈栄養→Total Parenteral Nutrition:TPN
・末梢静脈栄養法末梢静脈栄養法→Peripheral Parenteral Nutrition:PPN
・中心静脈カテーテル→Central Venous Catheter:CVC
・経腸栄養→Enteral Nutrition:EN


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2013年10月6日日曜日

■栄養と病気-NSTの意義

【栄養と病気】
  栄養とは何でしょう?病院に来る患者さんは、何かしら病気やケガをして来院するわけですから、健康な状態ではありません。病気やケガがひどければ、食事すなわち栄養が摂れない状態にある可能性があります。
 病気やケガでは、エネルギーを消費します。さらに、病気やケガが治るためには、普段よりも多くのエネルギーを必要とします。すなわち、十分な栄養が摂れなければ、病気やケガが治らない又は治りにくい、そして病気になりやすい状態になるのです。

 【NSTの意義】
 栄養療法には、経口・経腸〔経鼻経管、胃瘻、腸瘻〕・経静脈〔末梢静脈、中心静脈〕と多くの方法があります。栄養不良の患者さんに栄養療法を行う場合、方法や投与する栄養の量・成分などを決めなければなりません。
 さらに、栄養療法の効果判定も必要です。このような多くの課題を主治医だけで判断するのは大変です。そのため、チーム医療を実施して主治医にアドバイスし、患者さんの回復を助けることに、NSTの意義があります。

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2013年10月4日金曜日

■ユーパスタ・ヨードコート・カデックスについて比較

ユーパスタに比べ、ヨードコートとカデックスは時間とともに水分吸収能が低下していくというデータが出ています。
◇能動的吸水(浸透圧による吸水):ユーパスタ
肉芽から水分を吸い上げる→浮腫性肉芽を改善する。
◇受動的吸水(高分子内への核酸):カデックス・ヨードコート
肉芽外の浸出液を吸水する→表面の浸潤状態は保たれる。
↑このように肉芽の形態・性状を観察して使い分けすることが望まれるということです。吸水量とともに創面の状態をどのように保つかが重要です。
同じような3種類の軟膏、いずれも抗菌力・吸水力が高いが、それぞれに特徴があったんです。
◇ユーパスタ→最も創面を乾燥傾向に傾ける。
◇ヨードコート→ゲル状となり、浸潤環境を保持。肉芽の促進にも期待できる。創面をより乾燥させたい時には、不適なこともある。
◇またユーパスタの後発品の製品選びは、よく考えないといけない。後発メーカー製によると先発品のユーパスタに比べて累計水分吸収量に差がありすぎるメーカーさんもあるらしいです。


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2013年10月3日木曜日

■褥瘡と栄養

▼不良肉芽とは、真っ赤ではない肉芽であり、原因として除圧不足や鉄欠乏などが考えられる。
鉄が欠乏していると良好な肉芽はなかなか得られない→Hbにより肉芽の色は変わってくる。
◇不良肉芽の色(除圧不足を取り除いた後)とHbの関係
・Hb8以下:肉芽の色は、鶏肉色
・Hb9~10台:肉芽の色は、豚肉色
・Hb11以上:肉芽の色は、牛肉色
というわけで、この話を聞いてから不良肉芽のある患者様のHbについて注意してみていくことにしました。もともとHbは、栄養指標として注意してみてましたが、当院でもHbが10以下で、フェリチン・Feなどが低い患者さんに積極的に貧血食や鉄剤の投与を検討していきたいと思い現在、患者様の抽出を強化していっているところです。

▼Refeeding syndromeとは、慢性の半飢餓状態がの代謝に適合している患者に、大量のブドウ糖を急激に投与することで、主に体液量と電解質の以上に関連した、重篤な心肺機能および神経系の合併症〔心不全・末梢浮腫・けいれん・昏睡など〕を引き起こし、死に至る可能性が高い症候群。
大量の炭水化物投与の急速な再開により→低リン血症・低カリウム血症・低マグネシウム血症→死に至ることがある。
①まずその飢餓状態のときにどのくらいのカロリーを摂取していたかを調べる。
②摂取していたカロリー+100kcalぐらいから投与を開始する。
③3、4日後、100~200kcalぐらいずつ増やしていく。

▼褥瘡患者の亜鉛〔Zn〕の必要量
・欠乏の疑いがなければ、15mg/日
・欠乏の疑いがあれば、15~30mg/日
・亜鉛が不足し、欠乏症の発現まで14~45日である

▼栄養素:創傷治癒との関係:褥瘡患者での必要量/日
・鉄:血流の確保、組織への酸素運搬:12~15mg
・亜鉛:酵素活性、蛋白合成に重要な酵素を構成する:15mg前後
・ビタミンA:コラーゲンの合成、免疫力の向上:800~900μg
・ビタミンC:抗酸化作用、組織修復、抗炎症作用:500mg以上
・ビタミンE:細胞の老化防止、血流確保、ホルモン分泌:8~10mg
・アルギニン:一酸化窒素(NO)を産出、血管拡張・コラーゲン合成、免疫増強、細胞増殖因子の分泌促進:6~7g
・血糖値:循環障害をきたしやすく軟部組織を脆弱にするため褥瘡の原因となりやすい。糖尿病では末梢神経障害のほか、免疫力が低下しやすい。:80~110mg/dl以下

▼褥瘡の発赤を見てみよう
・発赤部を押してみて色が変わる〔赤→白っぽくなったりする〕→まだ血流がある。
・発赤部を押してみて色が変わらない→血流通ってないかも?

▼せっけん洗浄法
行った場合の褥瘡の治りは、1.7倍早い

▼褥瘡回診あったらいいかもアイテム
・看護師→体圧形+P-ライト
・薬剤師→褥瘡薬剤+せっけん
・栄養士→食品サンプル

2013年10月2日水曜日

■栄養サポートチーム(NST)専門療法士とは、

☆日本静脈経腸栄養学会認定資格☆
≪栄養サポートチーム専門療法士認定規則≫
■NST専門療法士の認定を申請する者の資格
NST専門療法士の認定を申請する者は、次の各号の資格を全て満足する者であることを要す。
①日本国の以下に掲げる国家資格を有すること。
認定対象国家資格:管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、歯科衛生士。
②当該国家資格により5年以上、医療・福祉施設に勤務し、当該施設において栄養サポートに関する業務に従事した経験を有すること。
③本学会学術集会に1回(10単位)以上、本学会主催の教育セミナー(10単位)に1回以上参加することを必須とし、この単位数を必須単位数とする。必須単位数30単位以上を有するか、または、必須単位数に加え、本学会が認める栄養に関する全国学会(5単位)、地方会(5単位)、研究会(5単位)への参加単位数の合計が、30単位以上あること。
なお、「バーチャル臨床栄養カレッジ」修了証については非必須10単位を認める。
④第4章の規定により認定された認定教育施設(以下認定施設)において、合計40時間の実地修練を修了していること。
⑤上記①から④までの条件を満たした後、認定のための試験に合格していること。
 
■NST専門療法士を認定試験申請書類
①所定のNST専門療法士受験申請書、正・副(複写で可)各一通
②NST専門療法士受験申請書とともに提出するもの
▽最終学歴から申請時までの履歴書、一通
▽国家資格の免許証(写)、各一通
▽日本静脈経腸栄養学会学術集会参加証(写)、同教育セミナー受講証明書(写)、その他本学会の認めた全国学会、地方会、研究会等への参加証(写) 、各1通
▽指導医が自署捺印した認定教育施設実地修練修了証、一通
▽実地修練期間中にその施設において携わった静脈経腸栄養管理中の患者に関する1,600字以内の症例報告
 
■認定料は20,000円、手数料は10,000円とする。
 
■NST専門療法士認定試験は毎年1回。
 
■NST専門療法士の認定証
本学会NST専門療法士認定証の有効期間は、交付の日から5年とする。ただし、規定によりその資格を喪失した場合には、資格喪失の日を以って有効期間は終了する。
 
■NST専門療法士の資格更新
NST専門療法士認定証有効期間終了の1年前より資格更新業務を行う。
次の各号の条件を満たす者は、資格の更新を申請することができる。
①NST専門療法士に認定申請するもののうち、本学会会員でないものは申請時に本学会に入会し、更新時期まで引き続いて本学会会員であり、かつ会費を完納していること。
②NST専門療法士に認定するものがすでに本学会会員であった場合は、更新時期まで引き続き本学会会員であり、かつ会費を完納していること。
③認定期間中に以下に示す必須20単位を含む合計30単位以上を取得していること。
▽本学会学術集会(10単位)に1回以上の参加,認定後の「更新教育セミナー」または「スキルアップセミナー」を1回以上受講(10単位)していることを必須とする。
▽学会主催・共催のセミナー(NSTフォーラム,学術集会時共催企画等)および学会の認定した研究会・地方会・全国学会(各5単位)に2回以上参加していること。
▽認定期間中に取得した「バーチャル臨床栄養カレッジ」修了証については、1回に限り非必須10単位を認める。
 
■資格更新にあたっては次の各号の必要書類を提出しなければならない。
①所定の更新申請書
②学会学術集会参加証(写)1通. 必須
③本学会認定後の「更新教育セミナー」受講証明書 1通. 必須
④学会の認定した各種セミナー,研究会・地方会・全国学会への参加証(写)
⑤認定後の履歴書および在職証明証。
⑥NST専門療法士認定証(写)
⑦国家資格の免許証(写)
 
■資格更新申請には、更新手数料として10,000円を納入することとする。
 
 
【平成22年2月25日に改訂バージョン】

2013年10月1日火曜日

■脂肪乳剤投与により、呼吸困難が起こる理由について考えてみました!!

【脂肪乳剤投与により、呼吸困難が起こる理由について考えてみました】
脂肪乳剤の点滴を投与すると、副作用として呼吸困難の副作用が報告されています(特に小児に多い)が、その副作用の起こる機序について考えてみました。
一般的な考え方としては、糖質を投与する割合を下げ、脂肪を投与する割合を上げると呼吸商が下がるので、呼吸は楽になってくると考えられます。
それが製品として発売されているのが、プルモケアなどでしょう。
じゃあ、なぜ呼吸障害を起こすのでしょう!?
脂肪乳剤点滴の呼吸困難の副作用の機序(仮説)ですが、脂肪乳剤を投与することにより、TG(トリグリセリド)が上昇し、高脂血症となり、肺の換算機能の低下(肺機能の低下)を起こし、O2濃度の低下となり、呼吸困難になるという説があるようです。
分かりにくい説明で申し訳ありませんが、呼吸商が下がるというのは、糖質⇒脂肪にエネルギー源を変えるのであれば呼吸商は下がると思いますが、TG(トリグリセリド),脂肪自体の量が増えてしまっては、(代謝しなければいけない量が一気に増えるため)呼吸商は増えてしまいますもんね。なので、結局は、脂肪代謝が未熟な小児では、体内では高脂血症の状態となり、代謝しなければいけない脂肪の量が増え、呼吸困難が発症する確立は高くなるのではないでしょうか。
という仮説がもしも当てはまるのであれば、脂肪乳剤の投与スピードをゆっくり投与すれば、脂肪乳剤の点滴による呼吸困難も副作用ももしかしたら起こりにくくなるのではないでしょうか。
このこともあるからか、脂肪乳剤の点滴は、スピードをゆっくり投与するよう推奨されています。
さらにここを応用すれば呼吸状態の悪い患者様には、全般的に注入食などの投与スピードをゆっくり時間をかけて投与した方が、呼吸状態的にいい結果になるのではないでしょうか。
途中からは、自分の勝手な想像による解釈なので、合ってるかは怪しいですが、こういうことも考えられるのではないでしょうか。
■脂肪乳剤の投与速度:0.1g/kg/時以下
10%イントラファット200ml ダイズ油20g⇒約220kcal
∇体重30kgの場合:3g/時以下
10%イントラファット200ml1本投与するには、6時間40分以上かけたほうが良い
∇体重35kgの場合:3.5g/時以下
10%イントラファット200ml1本投与するには、5時間45分以上かけたほうが良い
∇体重が40kgの場合:4g/時以下
10%イントラファット200ml1本投与するには、5時間以上かけたほうが良い。
∇体重が45kgの場合:4.5g/時以下
10%イントラファット200ml1本投与するには、4時間26分以上かけたほうが良い。
∇体重が50kgの場合:5g/時以下
10%イントラファット200ml1本投与するには、4時間以上かけたほうが良い。
∇体重が55kgの場合:5.5g/時以下
10%イントラファット200ml1本投与するには、3時間40分以上かけたほうが良い。
∇体重が60kgの場合:6g/時以下
10%イントラファット200ml1本投与するには、3時間20分以上かけたほうが良い。


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