2013年12月31日火曜日

■喫煙と歯周病により、関節リウマチ発症率が高くなる。

喫煙が関節リウマチの発症と関連することがわかってきました。
また、歯周病のある患者さんの関節リウマチ発症率が高くなることがわかっています。
禁煙と口腔ケア(毎日の定期的な歯磨き)が、関節リウマチ発症のリスクを減らすことに繋がると考えられます。


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2013年12月29日日曜日

■薬の一包化で問題となる薬剤と環境要因

▽アスパラカリウム錠
開放5日で高度の著しい低下
⇒湿度

▽アルダクトンA錠
著しい硫黄臭
⇒温度・湿度

▽カルブロック錠
溶出性低下・含量低下
⇒湿度・光

▽キプレス錠
水分増加
⇒湿度・光

▽ザンタック錠
硬度低下・黄白色に変色
⇒湿度・光

▽シングレア錠
分解物生成・溶出性低下
⇒温度・湿度・光

▽トリプタノール錠
硬度低下・淡青色に変色
⇒湿度

▽フェロミア錠
硬度低下
⇒光・湿度

▽ラシックス錠
黄色に変色
⇒光

▽ワーファリン錠
含量低下
⇒光



≪関連記事≫
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■アルロイドGを服用した後、水などをすぐに飲んでもいいのか!?
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2013年12月8日日曜日

■インクレチンの働きを利用する薬剤

▽DPP-4阻害薬(経口薬)
・DPP-4を阻害することにより内因性の活性型インクレチンの分解を抑制する薬剤
日本で販売されている薬剤:ジャヌビア・グラクティブ・エクア・ネシーナ・トラゼンタ・テネリア・スイニー・オングリザ

▽GLP-1受容体作動薬(注射薬)
・DPP-4による分解を受けにくいインクレチン(GLP-1)の誘導体。
日本で販売されている薬剤:ビクトーザ皮下注・バイエッタ皮下注・ビデュリオン皮下注


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2013年12月6日金曜日

■DPP-4阻害薬

dipeptidyl peptidase-4(DPP-4) は、DPP-4阻害薬の登場によって注目されている酵素です。
ヒトが食事によって炭水化物や脂肪を摂取すると小腸からグルカゴン様ペプチド1(GLP-1) 、グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)等のインクレチンと呼ばれるホルモンが分泌され、これらがすい臓からのインスリン分泌を促します。
DPP-4とは、生体内でGLP-1やGIPを分解する酵素です。
DPP-4阻害薬は、このDPP-4によるインクレチンであるGLP-1とGIPの分解・不活化を阻害することによって、内因性GLP-1・GIPの血中濃度を高め、インスリン分泌を促進し、グルカゴン分泌を抑制することによって血糖低下作用を示す薬剤です。


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2013年12月4日水曜日

■2012年国内医療薬市場:糖尿病治療薬

1位DPP-4阻害薬ジャヌビア(743億9300万円:41.2%増⇒約217億円増)
2位DPP-4阻害薬グラクティブ(370億4900万円:33.8%増⇒約94億円増)
3位DPP-4阻害薬ネシーナ(299億8800円:186.55増⇒195億円増)
*DPP-4阻害薬エクア(178億9000万円:110.9%増⇒約94億円増)
◇α-GI ベイスン(237億600万円:24.4%減)
◇TZD アクトス(229億9100万円:44.7%減)
◇SU薬 アマリール(167億4800万円:27.9%減)
◇持効型インスリンアナログ製剤 ランタス(183億3500万円:17.9%増)


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2013年12月3日火曜日

■患者に使用した器材の処理方法(洗浄、消毒、滅菌)

▼洗浄とは 対象物からあらゆる異物(汚染・有機物など)を除去すること(表面に付着した汚れを洗い、すすぐなどして除去する工程)

▼消毒とは 対象から細菌芽胞を除くすべて、または多数の病原微生物を除去すること必ずしも微生物をすべて殺滅するものではない

▼滅菌とは 微生物をすべて完全に除去、あるいは殺滅すること、無菌保証水準


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2013年12月1日日曜日

■感染経路別予防策

≪空気感染予防策≫
・空気を共有することで感染が伝播する疾患:麻疹、水痘、結核など
・感染症が疑われる段階で感染対策を実施
・対応策
 陰圧の個室管理
 医療従事者はN95マスクを着用

≪飛沫感染予防策≫
・飛沫感染予防策が適応になる疾患:ムンプス、風疹、インフルエンザ、百日咳 など
・対応策
 原則として個室隔離(陰圧の必要なし)
 医療従事者はサージカルマスクを着用
 
≪接触感染予防策≫
・接触感染予防策が適応になる疾患:多剤耐性菌、ノロウイルス、疥癬、ロタウイルス、Clostridium difficile感染など
・対応策
 原則として個室隔離(陰圧の必要なし)
 手指衛生、手袋、防護用具、患者使用器具(血圧計、体温計、聴診器など患者に接する器具)専用または患者使用後と他の患者使用前に消毒  


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