2014年10月21日火曜日

■ビオフェルミン錠

≪組成≫
ビオフェルミン錠剤は、1錠にビフィズス菌12mgを含有する。

≪効能・効果≫
腸内細菌叢の異常による諸症状の改善

≪用法・用量≫
通常、成人1日3〜6条を3回に分割して経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

≪ビフィズス菌の特徴≫
・ヒト腸管由来の偏性嫌気性菌で主に小腸下部〜大腸に分布している。
・ヘテロ乳酸発酵により乳酸および酢酸を産生する。
・腸への定着性に優れた菌株である。

≪腸内菌叢の変動要因≫
・体調不良
・加齢
・ストレス
・食事、環境の変化
・薬物

≪腸内菌叢の正常化≫
ビオフェルミン錠投与により、ビフィズス菌が、乳酸・酢酸を産生し、腸管内を酸性に保ち、有害菌の増殖を抑制する。
▼下痢を改善
ビフィズス菌が、腸管上皮細胞に付着することで、有害菌の定着を抑制する。
▼便秘を改善
ビフィズス菌の菌体自体が繊維の働きをし、有害菌を排出する。



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2014年10月3日金曜日

■代表的な抗血小板薬の薬理作用と作用持続期間

≪成分名≫                ≪製品例≫  ≪作用機序≫                  ≪作用持続期間≫ ≪作用≫
アスピリン                    :バイアスピリン:COX1阻害によるTXA2合成阻害                    :7〜10日     :不可逆的

イコサペント酸エチル :エパデール     :アラキドン酸代謝の競合的阻害によるTXA2の   :7〜10日            :不可逆的
                       :合成阻害                       

クロピドグレル硫酸塩 :プラビックス    :血小板のADP受容体(P2Y12)に不可逆的    :7〜10日    :不可逆的
 
                       :に結合し、血小板凝集を抑制            

シロスタゾール            :プレタール      :PDE3活性を選択的に阻害して、血管を      :約48時間   :可逆的
                       :拡張し、血小板凝集を抑制              

チクロピジン塩酸塩    :パナルジン     :アデニル酸シクラーセ活性を増強し血小板内cAMP  :8〜10時間  :不可逆的
                        :産出を高め、血小板凝集能と放出能を抑制゙ 

ベラプロストナトリウム:ドルナー         :プロスタサイクリン受容体を介して、血管を拡張し、  :約8時間        :可逆的
                        :血小板凝集を抑制                
                             



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