2015年3月15日日曜日

■骨は絶えず作り替えられている!?

骨は硬く丈夫であり、一度作られるとそのままというイメージを持たれがちです。
しかし、骨は新陳代謝を繰り返し、日々作り替えられています。

≪骨吸収≫
古い骨を壊す作用があるのは破骨細胞で、破骨細胞によって骨が壊されることを骨吸収といいます。吸収とはいいますが、骨がカルシウムを吸収するのではなく、骨からカルシウムが溶け出し、骨が壊されていくことを意味します。

≪骨形成≫
新しい骨を作る作用があるのは、骨芽細胞といいます。骨が壊されるとそこに骨芽細胞が取りつき、新しい骨が作られていきます。これを骨形成といいます。

骨吸収と骨形成を相互に繰り返すことで、骨は常に新しく作り替えられています。こうした骨代謝のことを骨のリモデリングといいます。

正常な骨は、骨吸収と骨形成のバランスが保たれているので、骨量は基本的に一定です。しかし、何かの原因でこのバランスが崩れ、骨量が減少すると骨が弱く、脆くなっていきます。
この病態が骨粗鬆症です。




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