2015年8月10日月曜日

■なぜジェネリック医薬品の使用が勧められているのか!?

  ジェネリック医薬品の薬代は先発医薬品の27割、平均して半額なので、患者さんの負担を軽減できます。また、超高齢化の進行とともに医療費が増え続けている日本の医療財政の改善に、ジェネリック医薬品の使用は有用です。現在、国としても、医療用医薬品に占める後発医薬品の使用を平成30年末までに60%以上にする目標を掲げています。

 欧米では、ジェネリック医薬品は日本よりも多く使われ、特許が満了した1ヶ月後には約80%がジェネリック医薬品に替わる薬もあるほど、一般的になっています。日本では2012年の薬剤点数に占める後発品の点数の割合は総数10.0(入院7.8%、院内処方11.0%、院外処方9.8)です。また薬剤種類数に占める後発医薬品の種類数の割合をみると、総数26.9(入院24.4%、院内処方28.5%、院外処方26.3)でした。日本のジェネリック医薬品の使用状況はまだまだ少ないと言えます。

 薬の種類によっては薬代が安くなったりと実感できない場合もありますが、『日本の将来のため
にもジェネリック医薬品を選んでいただくことが大切です。』と患者さんに理解を得るように頑張りましょう。
 



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