2015年8月20日木曜日

■TNF阻害薬投与中は、感染症の副作用に注意!!

①患者の訴えや症状などからチェック
▽呼吸器感染症を念頭において対応
・発熱はないか(微熱にも注意)
・呼吸困難はないか
・咳や痰はないか
▽呼吸器以外の感染症にも注意
・食欲不振になっていないか
・全身倦怠感はないか
・その他、通常と異なる不定愁訴はないか
≪チェック≫
・風邪っぽい、熱がある
・咳がでる、痰がでる
・息切れや息苦しさがある
・喉の痛みがある
・発疹が出た
・疲れやすく、だるさを感じる
・皮膚に痒みがある
・口内炎がよくできるようになった
・皮膚や白目が黄色くなった

②検査からチェック
・月1回程度、一般的検査を行う(血液、検尿)
・特にCRPに注意
・リンパ球数の検査は必要時に行う
・β-Dグルカン(真菌感染症のマーカー)の検査は、2~3ヶ月毎に行う
・KL-6(間質性肺炎のマーカー)の検査も2~3ヶ月毎に行う
・胸部X線写真は、最初の半年間は2ヶ月に1回位程度行う


※あくまで考え方の一つです。担当医の指示にしたがってください。



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