2017年3月31日金曜日

■ディフェリンゲルは妊婦に禁忌!?

ディフェリンゲルの成分アダパレンは、レチノイド様の作用を有するナフトエ酸(ナフタレンカルボン酸)誘導体です。レチノイドとはビタミンA類縁化合物の総称です。ビタミンAは妊婦に『禁忌』というわけではないですけど、過剰摂取に注意が必要なビタミンです。そのため、ディフェリンゲルも妊婦に使い過ぎは注意です。
飲み薬で催奇形性の発生があったため、塗り薬もダメということになったようです。
このお薬を使用中に妊娠した場合、または妊娠かなと思われた場合は、使用をすぐにやめて、医師に相談してください。
ニキビ治療に使う量よりたくさんの量を妊娠中の実験動物にのませた場合,骨や臓器に異常がある子どもが認められたため、妊娠している方、妊娠している可能性のある方は使用しないでください。




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2017年3月30日木曜日

■ディフェリンゲルの作用機序は?

アダパレン(ディフェリンゲルに含まれる薬効成分名)はレチノイン酸受容体に結合し,遺伝子転写促進化を誘導することによりレチノイド様作用を示します。
ディフェリンの局所投与により,表皮角化細胞の分化が抑制され,非炎症性皮疹と炎症性皮疹が減少することが考えられます⇒毛穴のつまりを取り除くということです。
レチノイド様作用により表皮角化細胞の分化を抑制し、毛穴の詰まりを取り除きます。

毛包上皮の角化を正常化させ、新たなニキビ形成を阻害します。
これによりニキビに引き続いて生じてくる炎症性皮疹も予防することができます。



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2017年3月27日月曜日

■麻疹(はしか)の治療について

▽対症療法
 特異的な治療法はなく、安静・経口補水液・輸液による脱水予防、解熱鎮痛薬の使用など対症療法が中心となる。抗ウィルス薬であるリバビリンの使用は推奨されていない。

▽抗菌薬
 免疫能の低下がみられるため、肺炎や中耳炎などの合併の際に細菌の2次感染が起こりやすい。注意深い観察が必要だが、予防のための抗菌薬投与は推奨されていない。細菌感染の兆候がみられる症例に対してはためらいなく使用する。

▽ビタミンA
 ビタミンAの投与は、海外の報告では麻疹の重症化や死亡率を著明に減少させると報告されている。
栄養状態が悪い途上国はもちろんであるが、先進国の患者でも麻疹の経過中にビタミンAの血中濃度が低下する。作用メカニズムは明確になっていないが、抗酸化作用・抗炎症作用・粘膜障害の予防などが推定されている。
 わが国でも入院を要する重症例には投与が勧められる。
 WHOは、国に関係なくすべての急性期の麻疹小児に以下の1回投与量で112日間の投与を推奨している。
・生後6ヶ月未満:5万単位
・生後611ヶ月:10万単位
・生後12ヶ月以上:20万単位
 角膜潰瘍などビタミンA欠乏の症状や所見のある小児では、24週後に追加投与(3回目)を行う。わが国での検討では、投与群で咳嗽の期間が短縮したという報告や第4病日までに投与した群では、第5病日以降に投与した群に比べて、高熱の持続時間が短く、肺炎合併例が少なかったという報告がみられている。
 第5病日以降の投与において、年齢に応じて1300010000万単位を1135日間という比較的少量の投与で効果がみられている。
 成人麻疹症例に対する効果は明らかではないが、重篤な副作用はみられないため、重症例では検討してもよいと思われる。内服できない場合は筋注も可能。なお妊娠3ヶ月以内または妊娠を希望する女性への5000単位/日以上の投与は禁忌とされている。

▽曝露後予防
 曝露後予防には72時間以内に麻疹ワクチン接種または6日以内に筋注用γグロブリンの投与を行う。麻疹ワクチンの接種対象者であれば、曝露後72時間以内に麻疹ワクチンを接種すれば一部の者は発症を予防できる。生後611ヶ月の児には通常麻疹ワクチンを用いないが、集団発生の際には接種可能である。生後6ヶ月未満の小児、生ワクチンを接種できない免疫不全者および妊婦には、曝露後6日以内の筋注用γグロブリンの投与で発症の予防または軽症化できる。
・筋注用γグロブリン10.25ml/kg(最大15ml)1回のみ筋注
 免疫不全者では0.5ml/kg(最大15ml)1回筋注
 静注用ヒト免疫γグロブリン製剤も保険適用はないが代用可能であり、50mg/kg(免疫不全者では100mg/kg)



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■麻疹(はしか)の病態と臨床症状

▽麻疹の病態
・麻疹ウィルスを含んだ飛沫や飛沫核を吸入することで感染する。
・麻疹ウィルスは、上気道上皮細胞やリンパ組織のリンパ球などに感染し、所属リンパ節で増殖後、一次ウィルス血症を経て全身の細胞内皮系で増殖する。その後二次ウィルス血症により全身の皮膚や諸臓器に移行するとともに、気道粘膜での増殖も進む。
・リンパ球増殖能の低下、樹状細胞の機能低下、IL-10の増加などにより、自然・獲得免疫の低下が数週から数カ月続く。

▽臨床症状
・潜伏期812日。
・発熱・咳嗽・鼻汁・結膜充血などが34日みられ(カタル期)、その後左右の頬粘膜にKoplik斑が出現する。
一時解熱後再び高熱が34日続き(二峰性発熱)、斑状丘疹性紅斑が耳介後部・顔面から体幹・四肢へ広がる(発疹期)。発疹は融合傾向となり、710日で色素沈着を残し消退する。



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2017年3月26日日曜日

■咳嗽(がいそう)とは!?

読み方が自分わかりませんでした。
『せきそ』と読むのかと思ってましたが、正しい読み方は『がいそう』だそうです。

▽咳嗽とは!?
(せき) のこと。
肺内の空気が音を伴って反射的に呼出される現象をいう。
上気道に対する種々の物理的・化学的または炎症性刺激が原因となる。
そのほか胸膜・縦隔・耳・食道などの刺激によっても起りうる。



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2017年3月25日土曜日

■人を動かし、人に成果を上げさせるには!?

▽『できること』に注目する。
苦手なことやダメな部分ではなく、その人の得意なこと、優れた部分に注目し、それが発揮できる仕事を振る。人の話を聞き、よく観察することが必要。

▽成果を要求する。
強みで仕事をさせている以上、成果を求めることができる。やり方よりも成果に注目して評価する。自分を中心にするのではなく、仕事を中心にする。

▽人間関係にとらわれ過ぎない。
『自分とうまくいっているか』を気にしすぎない。組織に貢献しているかどうかで相手を評価する。好き嫌いにとらわれない公正さが求められる。

▽チームを基準に考える。
『私の手柄』ではなく、『私たちの手柄』を追求する。チームの信頼関係を第一に考え、失敗を誤魔化したり言い訳をしない。自分中心ではなく、チームにとって最良の意思決定を心掛ける。



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2017年3月24日金曜日

■『顧客とは』!?

3種類の顧客に分けられる。

①ペルソナ(買ってほしい人)
理想の顧客像。一番に買って欲しい人。事業を整備し、サービスを煮詰め、試行錯誤を行う際は『ペルソナを喜ばせるには!?』と考えながら工夫をする。

②買ってくれた人
性別、年齢層、購入目的など、対象としていない属性なのに買った人。ニーズに応えようとしてすり寄ると、事業の軸がブレやすい(ただし、『予期せぬ成功』として飛躍のチャンスでもある)

③潜在的な人(買ってほしいのにまだ買っていない人)

ペルソナの属性に近く、買ってもよいはず(買って欲しい)なのに、まだ買っていない人。『なぜ購入に結びつかないのか』分析する必要がある。



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■成果をあげる人に共通する8つの習慣

1.やるべきことを考える。
『やりたいこと』ではなく、周囲に求められていることに注力する。期待に応えることにプロとしてのプライドを持つ。

2.組織のことを考える。
組織の利益のために行動する。ただし、より大きな組織の利益を損なうことのない大局的な視点を持つこと(社会>企業>>>所属する係)

3.アクションプランをつくる。
目標達成や問題解決のための『やること』を整理し、着実にクリアしていく。

4.意思決定を行う。
責任者、スケジュール、その活動に影響を受ける人、報告すべき人、理解を得ておくべき人などを考慮に入れた意思決定を下す。

5.コミュニケーションを十分に行う。
情報共有によって、自分のアクションプランの目的、胃と、課題、必要な支援などについて理解を得ておく。

6.機会(チャンス)を重要視する。
自分の苦手なこと、ダメな部分の克服ではなく、得意なこと、強みのために時間とエネルギーを注ぐ。『できること』のために働く。

7.会議の生産性を上げる。
会議の時間をムダにしない。目的を明確にし、メンバーを厳選し、参加者には会議への貢献を求める。発見や課題を組織で共有し、次の行動に繋げる。

8.『わたしは』ではなく、『わたしたちは』を考える。

過大や成果について、『私たちは~◯◯に取り組む/成し遂げた』のように考え、発言する。『みんなのために仕事をしている』という意識を養う。


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2017年3月23日木曜日

■医療事故防止のための5箇条

1.医療事故はいつでも起こりうるものであるという『危機意識』を常に持ち、行にあたりましょう。

2.指差し呼称を徹底しましょう。

3.『当たり前のこと(整理・整頓・清掃・清潔・躾け)をきちんとする。』ことを心掛け、業務にあたっては基本的事項の遵守と確認、再確認を徹底しましょう。

4.自己の健康管理には充分留意し、不調の場合には特に慎重な態度で業務にあたりましょう。

5.危険に対する感受性(危険を予知し、予測する能力)を養いましょう。



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■KYTとは!?

K⇒危険
Y⇒予知
T⇒トレーニング
過去には、K⇒空気を Y⇒よむ T⇒トレーニング と考える人も多かった。

【KYTの効果】
1.危険への感受性を高める
2.危険に対する集中力を高める
3.問題解決能力を高める
4.実践への意欲を強める
5.安全先取りの職場風土作り



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2017年3月18日土曜日

■指さし呼称の定義は!?≪多重確認の効果と脳の覚醒≫

  危険予知活動の一環として、信号・標識・計器・作業対象・安全確認などの目的で、指さしを行い、その名称と状態を声に出して確認すること。

指さし呼称は、腕と指で確認の対象を指し、見たものを口に出して言い、言った言葉を自分の耳で聞く。このように腕・指・口・目の筋肉を動かすため、脳の覚醒を施し意識レベルが切り替えられ、確認の精度が上がる。

①対象を見る:対象をしっかり見る。
②指を差し:『◯◯』と唱えながら右腕を伸ばし、対象を指さし。
③耳元へ:本当によいかを考え確かめる。右手を耳元まで振り上げながら
④振り下ろす:確認できたら、『よし!』と唱えながら確認対象に向かって振り下ろす。



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