2017年11月8日水曜日

■フレイルとは!?

 フレイルは、もともとはFrailty(虚弱、脆弱などの意味)を語源として、2014年に日本老年医学会が提唱した用語である。加齢に伴い、ストレスに対する脆弱性が亢進し、生活機能障害、要介護状態の転帰に陥りやすい状態。筋力の低下により動作の俊敏性が失われて転倒しやすくなるような身体的状態と、うつ、認知症などからくる活動性の低下も含んでいる。Friedらの定義では、体重減少、疲れやすさの自覚、活動量低下、歩行速度の低下、筋力低下の5項目のうち、3項目の基準を満たすと、フレイルと診断される。
 低栄養が存在すると、サルコペニアに繋がり、活力低下、筋力低下・身体機能低下を誘導し、活動度、消費エネルギー量の減少、食欲低下をもたらし、さらに栄養不良状態を促進させるというフレイル(フレイルティ)サイクルが構築される。



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