≪インフルエンザ脳症とCPT2の関係とは!?≫
インフルエンザ脳症と診断され重症化した患者の多くでは、高熱時に酵素活性が急速に低下するCPT2の熱不安定性遺伝子多型が高頻度に見られている。
CPT2は、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ2の略で、脂肪酸の一部である長鎖脂肪酸のエネルギー代謝を担う重要な酵素である。CPT2の熱不安定性遺伝子多型は、高熱時の重症化のリスク因子と考えられている。
インフルエンザウィルス増殖、サイトカイン増加に伴い糖代謝の低下、ATP産生量の低下傾向を示すが、これを補うために脂肪酸代謝が更新する体内動態が起きると一般的に言われている。
長鎖脂肪酸を担うCPT2の機能低下を起こしやすい遺伝子多型を持つ人では、インフルエンザ感染による代謝変動に対応することができず、エネルギー不足となり、エネルギーを多く必要としている細胞・臓器から破綻症状が現れる。
これが脳の血管内皮細胞で起こり重症化した結果がインフルエンザ脳症であると考えられている。
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2015年7月25日土曜日
2015年7月24日金曜日
■抗がん剤の脱毛の副作用の発現状況
癌細胞同様、毛髪・骨髄など細胞分裂が活発な部位には抗がん剤が作用し影響を与えてしまいます。
脱毛が始まる時期は、抗がん剤が投与されて2〜3週間後であり、抗がん剤終了後2〜3ヵ月で発毛してくると言われています。
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脱毛が始まる時期は、抗がん剤が投与されて2〜3週間後であり、抗がん剤終了後2〜3ヵ月で発毛してくると言われています。
頻度
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一般名
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商品名
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高頻度
低頻度
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90%
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パクリタキセル
ドセタキセル
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タキソール
タキソテール
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70%
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エピルビシン
ドキソルビシン
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ファルモルビシン
アドリアシン、ドキシル
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50%
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イリノテカン
ビンクリスチン
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トポテシン、カンプト
オンコドン
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30%
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シクロフォスファミド
メトトレキサート
フルオロウラシル
シスプラチン
カルボプラチン
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エンドキサン
メソトレキセート
5-FU
ランダ、ブリプラチン
パラプラチン
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