2015年9月1日火曜日

■長期投与を避けた方がよい薬剤

▼イフェンプロジル(セロクラール)
投与12週で効果が認められない場合は中止すること。
≪理由≫
薬剤の効果が812週で認められるといわれているため。

 
▼ニセルゴリン(サアミオン)
投与12週で効果が認められない場合は中止すること。
≪理由≫
本剤投与後、症状の改善率は4週,8週に上昇し、12週でほぼピークに達するため。

▼マジンドール(サノレックス)
1ヶ月以内に効果が認められない場合は中止すること。3ヶ月を超えて投与しないこと。
≪理由≫
長期投与により、肺高血圧の発症の危険性が増加するとの報告があるため。




■熱中症が起こりやすい要因

















■熱中症が起こりやすい要因
歳を重ねていくとだんだんと、喉の渇きを認識する感受性が低下していく上に生理機能や体温調節機能の低下がみられます。
さらに、
①エアコンがあっても効きすぎるのが嫌で使わない。
②防犯のために窓を閉める(足が悪く、1階に住むことが多い)。
③夜間トイレに起きないように水分摂取を控える。...
などの習慣をもつ人が多くなり、熱中症発症の危険性が高くなります。草取りや作業中だけでなく、自宅で安静にしている状態でも熱中症にかかる人もいます。


■熱中症の予防
①暑さを避ける。
屋外では日陰を選んで歩き、活動時はテントなどで日陰を作りましょう。帽子や日傘も効果があります。
②服装にも工夫をする。
吸水性に優れた素材を選び、白色系の素材が良いでしょう。襟元はなるべく緩めて通気しましょう。
③こまめに水分と塩分の補給を行う。
暑い日には、汗を多くかいています。過度の発汗の場合、汗中の塩分濃度も高くなりますので、十分な水分と塩分の補給が重要です。のどが渇く前あるいは暑いところに出る前から補給することが大切です。
④急に暑くなる日に注意する。
暑い環境に、ヒトは順応することができます。しかし、暑くなり始めの時期、熱帯夜の翌日などは要注意です。暑さに慣れるまでに熱中症を起こさないようにすることが重要です。
⑤個人の条件を考慮する。
熱中症は、健康な人でも起こりますが、発熱している人、下痢などで脱水状態にある人、涼しい環境で育った人、心肺機能が弱い人などは熱中症になりやすいので注意しましょう。