2015年3月15日日曜日

■低アルブミン血症患者に25%アルブミナーを投与後にラシックス(フロセミド)を投与するのは、なぜ!?

アルブミンは、正常人血漿蛋白の約60%を占める最も多い蛋白で、血漿膠質浸透圧の醫亊に寄与しています。
25%アルブミナー50mlは、人血漿アルブミン濃度を4mg/mlとすると約6倍に濃縮されており、投与することにより、血中の膠質浸透圧を高めて組織中の体液を血管中に移行させます。
その結果、循環血漿量を正常化します。
血中アルブミン値が低いと浸透圧を保つために血管内の水分は、血管外へ移行します。
そこにアルブミナーを投与すると血管外に移行していた水分は、血管内に引き戻されます。
さらに利尿左葉のあるラシックス(フロセミド)を投与することによって、腎尿細管での再吸収が抑えられ、膠質浸透圧が上昇し、効率的に浮腫・胸水・腹水などの減少がみられます。

最初にラシックスで利尿をはかっても主に血管内の水分が出てくるだけで、血管内は脱水状態だが、浮腫はあまり改善しないという状況になります。
アルブミナーを投与し、水分を血管内に引っ張りだし、その後に利尿をかけてやることにより、効率よく浮腫を改善することが期待できます。



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