2017年5月26日金曜日

■注射薬剤配合変化・薬剤効果低下の防止について

≪配合変化の防止法≫
1.複数の薬剤をすべて同一シリンジに加えると配合変化を起こしやすい。

2.酸性の強いものやアルカリ性の強いものはシリンジを交換し、単独で輸液内に混注する。

▽アルカリ性の強い薬剤(pH8以上)
『アレビアチン』、『5-FU』、『ネオフィリン』、『ラシックス』、『ソルダクトン』、『オメプラール』など

▽酸性の強い薬剤(pH4以下)
『ペルサンチン』、『インデラル』、『エピネフリン』、『プリンペラン』、『ビソルボン』など

▽その他配合変化を起こしやすい薬剤
『プレドニン』、『ウロキナーゼ』、『レミナロン』、『ソル・コーテフ』、『セルシン』、『バクトラミン』、『バンコマイシン』、ビタミン剤、微量元素製剤など

≪薬剤効果低下の防止法≫
1.抗菌薬などで混合しておくことにより力価が低下するものは、使用直前に調整するのが望ましい。
※溶解後安定性のある薬剤であっても、細菌汚染を考慮し、なるべく速やかに使用すること。

2.褐色のアンプルまたはバイアルのものは光に不安定。ビタミンなどはカバーなどで遮光することが望ましい。
ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンKなど。



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2017年5月19日金曜日

■リーバクトの投与期間に関する記載事項

 2ヵ月以上投与後、低アルブミン血症の改善が認められない場合は他の治療へ変更等適切な処置を行う。



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■フィブロガミンPの投与期間は!?

フィブロガミンP(ヒト血漿由来乾燥血液凝固第ⅩⅢ因子)の投与期間は!?
【血液凝固ⅩⅢ因子低下に伴う縫合不全及び瘻孔】
5日間投与後、症状に改善が認められない場合は中止。

【川崎病の急性期】
200mg(4ml)/kgを投与する場合:5日間



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■アルブミンとγ-グロブリン(ガンマグロブリン)の寿命はどれくらいですか!?

2017年5月12日金曜日

■事業戦略の見直しで問うべきこと

▽なぜ事業戦略を見直したいのか!?
・なぜ変えたいのか!?
・何を・どのくらい・いつまでに・どのような方法で変えたいのか!?

▽予想とズレて現れた結果はないか!?
・自社商品を購入していないのは誰か!?
・ペルソナはカネと時間を何に使っているか!?
・非顧客はなぜ他社から買っているのか!?
・何が大きな満足をもたらしているのか!?
・潜在的な競争相手は何か!?
・潜在的なチャンスはどこにあるか!?
・ペルソナは何に不満を感じているか!?

▽顧客の目には事業はどのように見えているのか!?
・誰が・どこで・何のために買うのか!?
・ペルソナが大切にする価値とは!?
・自社商品はどれくらい重要か!?
・競争相手は誰か、その動向は!?

▽その現状認識は正しいのか!?
・情報や事例は自社に当てはまるか!?
・顧客との認識の違いは何か!?
・あるべき姿との差異は何か!?
・標準値との差異は!?
・やる価値があってやっていないものは、なぜやっていないのか!?
・それをできるようにするにはどうすればよいか!?
・事業の費用対効果はどうか!?


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■事業の『今』を見直す7つの問い

①世の中の動きを把握しているか!?
社会的・経済的・政治的・文化的に、今、何が起きている!?

②会社全体の業績を把握しているか!?
根っこの部分に変化はないか!?
変化に傾向はあるか!?

③自社の強みを理解しているか!?
事業の強みは何か!?
その強みは、今でも有効か!?

④市場について理解しているか!?
根っこの部分に変化はないか!?
変化の傾向は!?
市場別の業績は!?

⑤顧客について理解しているか!?
根っこの部分に変化はないか!?
顧客別の業績は!?
ペルソナを変更する必要があるか!?
ペルソナの満足・不満を把握しているか!?

⑥商品について理解しているか!?
根っこの部分に変化はないか!?
変化の傾向は!?
商品別の業績は!?

⑦流通経路について理解しているか!?
根っこの部分に変化はないか!?
変化の傾向は!?
流通経路ごとの業績は!?



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2017年5月11日木曜日

■高収益をもたらすニッチ(隙間)戦略群

①独自能力型
他社にはない技能・ノウハウを武器にして商品・サービス・販売体制を構築する。

②流通経路特定型
流通経路を特定し、その経路と独占的なパートナーシップを築き上げる(特定の業者・専門家のニーズに特化した商品を販売するなど)

③特定ニーズ対応型
商品に対するニーズを分解し、その中の1つに絞り込むなど、類似商品に対する特定のニーズに積極的に対応する。

④地域限定型
対象地域を絞り込み、自社が有利になるまで小さくしていく。

⑤期間限定型
年に1度か2度だからスキルは身につかないが、企業にとって重要で、非効率な業務を代行する(年度決算、棚卸業務など)

落ち穂拾い型
大企業が見向きもしないほど絶対的な小規模市場にのみ参入する。

⑦残存者利益型
ニーズが縮小しつつある市場で生き残りを目指す。最後まで生き残ると市場を独占できる。

⑧数量限定型
ニーズに応える数は売れるが、あえて売らずに行列ができるようにする。

⑨オーダーメイド型
効率重視のプロセス画一化を避け、ペルソナの要望を最優先して細部まで対応する。

⑩スイッチング高コスト型
経済的・物理的・心理的に、他社への切り替えが負担になる関係を顧客と築く。



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■インバスケット思考とは!?

  インバスケットとは、限りある時間の中で架空の立場になり、多くの案件をより成果が出るように処理するビジネストレーニングツールです。1950年代のアメリカ空軍から活用され始めた究極のアウトプットツールであり、現在は、日本の大企業の多くが管理職やリーダーの選抜ツールとして活用しています。
  インバスケットとは、直訳すると『未処理箱』です。上司や社長の机の上に置かれている、まだ決裁されていない書類などが入れられた箱のことです。メールに言い換えると、まだ開封されていないメールがたくさん入っている受信箱のことです。これらの多くの案件を限られた時間の中で、架空の立場になってより精度高く処理するビジネスシュミレーションゲームのことです。
  インバスケット思考とは、『限りある時間の中でさばききれない仕事がある状態』、つまりインバスケット状態の中で、より成果を出す仕事の進め方や判断方法のことです。
  インバスケットのトレーニングは、自分自身の課題を知ることができるだけでなく、大きな3つの効果があります。
  ①仕事の進め方が劇的に変わる⇒正しい優先順位設定ができる。
  ②トラブルが大幅に減る⇒本質的な問題解決力がつく。
  ③自信を持って判断ができる⇒正しい判断の方法が身につく。



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2017年5月9日火曜日

■輸液事故の発生要因

医療現場では、インシデント・アクシデントの最も多い項目は薬剤に関するものである。
要因は患者側・医療者側に大別されるが、医療者側の要因は下記によるものが多い。

1.知識不足
薬理作用、使用目的、効果、副作用などの薬剤の性質に対する知識不足

2.不適切な看護技術
注射時の誤り、点滴機材操作の誤り、看護技術の未習得

3.不注意によるミス
確認不足(患者の間違い、薬剤の種類違い、与薬忘れ、滴下の速度違いなど)

4.倫理的問題
・医師の患者説明における不備
・医師の指示内容に対する確認作業の怠り

5.看護管理の問題
・期限切れの薬剤や紛らわしい薬剤による事故、輸液中の転倒による事故
・看護師自身の健康状態によるミス
・医療チームの連携の不備



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2017年5月8日月曜日

■献血ノンスロンの投与速度は!?

成人では、100単位/(2ml/)の投与速度で投与する。
例えば、成人のDIC症例に1500国際単位(30)を投与する場合は、1530分の投与でOKです。
【用法・用量の抜粋】
本剤瓶を添付の注射用水(献血ノンスロン500注射用は10ml、献血ノンスロン1500注射用は30ml)で溶解し、緩徐に静注もしくは点滴静注する。




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2017年5月3日水曜日

■血友病とは!?

≪血友病患者数≫
日本における血友病患者数は、2015531日時点で血友病A 4986人、血友病B 1064人であり、合計6050人です。

≪血友病の疾患の概念≫
血友病は重症化すると出血を繰り返すため、生涯にわたり血液凝固因子製剤による管理が必要です。

≪血友病とは≫
▽先天的に血が固まりにくい病気である。
▽男児に多い。
▽凝固因子が正常の1%以下に低下すると重症となって出血を繰り返す。
・頭蓋内などに大きく出血すると生命に関わる。
・関節に繰り返し出血すると関節が損傷する。
     ↓
血液凝固因子製剤による障害にわたる管理が重要である。
適切な管理をすることによって、健常者と変わらない平均余命を保つことができる。



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■PD-1とPD-1リガンドとは!?

 PD-1は、主に活性型T細胞の細胞表面に発現している受容体であり、自己免疫反応を含む不必要または過剰な免疫反応を制御している。抗原提示細胞に存在するPD-1リガンドがPD-1に結合すると、T細胞の活性化が抑制され、免疫寛容がもたらされる。多くのがん細胞では、PD-1リガンドが発現していることが報告されており、PD-1PD-1リガンドの経路は、がん細胞の免疫回避において重要な役割を担うと考えられている。



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